< メネフネと虹の物語 >
昔々ハワイには虹というものがありませんでした。
雨が降ると空は灰色によどみ人々の気持ちを落ち込ませていました。
そこでメネフネ達は考えたのです。
「雨が降ったら皆が素敵な気持ちになるようにしよう」
メネフネ達は空に絵を描くことにし材料探しに出かけました。
彼らが選んだものは・・・・・・
‵Ula‵ula 宮殿から赤い羽根のカヒリ
‵Alani オレンジ色のイリマ
Melemele よく熟れた黄色いバナナ
‵Ōma‵oma‵o 山から緑のシダの葉
Uliuli 深い海から青い海水
Poni 紫色の女王様のドレス
そして材料をすべて混ぜ合わせ、メネフネの友達のカフナ(祈祷師)におまじないをかけてもらいました。
カフナはサトウキビで作った弓矢の先にそれを塗り付け空高く飛ばしたのです。
「これで君たちが集めてくれた6種類の材料が空に溶け込んでいきましたよ」カフナは言いました。
しばらくすると雨が降り始めました。すると大きな虹が現れました。
雨に写ったそれぞれの色が空に美しい虹をかけたのです。
それからは雨の大切さを知り雨が降ると虹を楽しみに待ったそうです。
< Mānoa(マノア)>
マノアはオアフ島のコオラウ山脈の南東部から南へ広がるタンタラスの谷間に位置しており、乾季でも雨が多く虹の町として有名な土地です。
ハワイ語で「広大な、深い」という意味を持つ地名で、美しい水が豊富にあることでも知られています。
ホテルやショッピングモールが建ち並ぶワイキキから車で約20分、静かな住宅街を抜けるとそこには緑豊かな大自然が広がります。
マノア渓谷の一番奥に位置するのが「マノアフォールズ」。
「マノアフォールズ トレイルコース」は片道 1.3 キロのコース。
手つかずの大自然の中を鳥たちのさえずりと木々のざわめきを聞きながら、45分ほどでマノア滝に到着します。
落差約60メートルの滝は想像以上の迫力です。
大自然のパワーとマイナスイオンを存分に吸収できそうですね。
【Music】Nani Manoa(美しいマノア)
【歌詞の説明】
トゥアヒネの雨に飾られたマノアは
とても美しいところです
アカアカの丘は そびえ立ち
ヴァイアケアクアの水は美しく流れています
虹は天に弧を描き
トゥアヒネの雨に濡れるマノアを
美しく飾っています
*この説明は著者の独自解釈であり、作者の思いと相違することがあります。
ハワイアンソングのウクレレシンガーです。
ハワイアンソングを紹介しながらハワイの伝説や歴史の物語もお伝えしていきます。